TRC日記

ジュニア陸上チームTRCの活動日記  

TRC総会

TRC2017

年に一度のTRC総会。今年も大勢の人に集まってもらえて、本当に嬉しい限りです。そして、私の念願のメンバーと酒を酌み交わす、一期生が晴れて二十歳になり堂々と酒で語り合えました。私にとって、これ程の幸せはありません。

そして、今年進路を切り開いてくれたメンバーも多数います。秋の関東駅伝の代表で走ってからの受験勉強で、見事国立大学の合格を勝ち得た子とか、冬の12月まで合格判定Eだったのに、そこからの追い込みで合格を勝ち得た子とか。進学校でも難関の東西の最高学府にチャレンジし、流石に現役では勝ち取れなかったが来年は必ず勝ちとってくれる子とか、将来の夢に向かって目が輝いている子とか、特別ゲストとして今年から参加してくれた子とか、怪我しているが頑張り続けている子とか、長い時間の通学にも拘わらず頑張り続ける子とか、母校の外部指導員で陸上都関わり続ける子とか、故障で選手としては厳しいにも関わらずそれでも陸上都関わり続ける子とか、将来の人生設計を真剣に考える子とか、陸上を離れて他のスポーツに転向後も頑張り続けている子とか、本当に頼もしい子たちが私の宝です。

やっぱりTRCやってきて良かった!私の元気であり、喜びです。本当にありがとうございます。

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吉報

吉報です。唯ちゃんが、昨年末の関東高校駅伝の代表で走ってからの本格的受験勉強で国立大学の合格を勝ち取ってくれました。小学生の最後にTRCの門を叩いてくれた時は、才能豊かな子供だったのですが、実はもの凄い努力家で、様々な苦境を乗り越えての頑張りは涙ぐましくもありました。そんな子が今や大学生、そして私的には日本の国家としての最大の課題と思っている教育業界を目指しての道を歩むと伺いました。彼女の頑張りは、必ずや今の教育業界の体たらくに一石を投じ、教育改革の担い手になってくれるでしょう。頼もしい限りです。

そして、TRCではありませんが、ちっちゃい時から良く知っていて、TRC一期生の多くが通っていた体操教室の同僚のレイナちゃんも同じ大学で教育業界への道を目指すと伺いました。才能豊かな彼女も日本の将来を背負ってくれると思うと、私達年寄りは安心して老後を謳歌できます。

何にしろ、本当にうれしいニュースが舞い込んできた一日でした。


2020年教育改革

2020年に大学入試を含めた教育改革が実施される。その目指すべきは次の3つの力を学校教育で養う事。
① 課題解決に向けて協働する力
② 自分の考えを表現する力
③ クリエイティブな思考力
本当に実現できれば素晴らしいことであるし、我が国の未来を担う人材教育として必要不可欠な目標だと思う。実現できれば。。。。しかし課題が多いのも現実ではないだろうか?

まず一般企業に身を置く立場から考える。

最近よく感じることは、日本語の読解力に問題のある若手が多いということ。こちらが話をして『そうですよね』と返ってきた直後に発する言葉が、全くピントがぼけていたりする事が間々ある。『そうですよね』と言っているのだから同意の筈なのに、中身は全く理解されていない状態である。何を聞いていたのか?会話だけでなく、書面でも、本当に書いていることを読んでいるのか?と疑いたくなるようなことも、言わずもがなの周囲の空気を読まない行動も同様。

課題の状況報告を受ける際も色々と聞いた後、それで貴方はどう思うのか?と問うと、『誰々はこう言っている』とか聞いていることにストレートに答えない、否答えられない。どうしたいのか?と意思を問うても、明確な返答ができない。

求められる要素の第一は、情報把握力。人の話を聞き、文書などから情報を読み解き、周囲の状態を自分の目で見て、肌で感じ、総合的に現実を把握する力。まずは読解力が必要だし、情報を受け入れる知識の幅が絶対に必要となる。次に思考力。現実と向き合った上で、では、どうするべきか?自分自身の頭で考え、思考する。そして、その考えを裏付ける為に、論理展開を組み立て、データなどを揃えて理論武装し自分の考えを説明することが求められる。そして最後に意欲。現実には自分の考えが唯一絶対の考えではない。異なる意見は多数存在するし、どれも正解ではないし間違いでもない。その中で自分の意見を採用してもらうために、最も重要になるのが、最後まで責任を持ってやり通すという意志であり、強い意欲である。

しかしながら、今の学校教育は、この様な力を養成することを目指していない。ペーパーテストで点数を取る為に知識を学ぶことが基本。最高学府の大学入試が、正解のあるテスト。これでは、知識があればよく、読解力から思考力・説明力に繋がる力など必要ない。ゆとり教育では、同様の重要な理念を掲げていたが、知識を減らすだけで、肝心の力を付ける部分の強化が忘れ去られて、必要な力も付かず知識も付かない状態に陥った。大学入試の内容がそれで変わるはずもなく、ゆとりを無視した私学系や塾が躍進、教育格差の元凶となった。

社会が必要とする力を養う教育で人材を育成する。当たり前すぎるくらい当たり前のことだが、教育の現場では相当な抵抗感があるようにも感じる。ただでさえブラックで劣悪な職場環境でまた新たな変化で負担を増やすのか?とか、極めて後ろ向きの被害者意識。そもそもの理念を蚊帳の外に置き、自分のことを棚に上げた様な閉塞感。

プレミアムフライデーなど生まれる様な社会環境で、働き方改革、意識改革が進むのが現代。逆の見方をすれば、働きたくともある一定の条件下で働く事が求められる。それでも、企業活動は、そんなことを言い訳に事業成績を落とす訳にはいかない。即ち、今まで以上に効率を上げ、知的生産性向上に努めなければ生き残れない。長時間働くと社会から駄目出し、かといって品質やサービスを落とすと顧客から駄目出し、どちらでもNG、矛盾する両方を前向きに取り組み、双方解決しなければならない。教育現場にその厳しさが感じられない。

今から10年ほど前だろうか、大学入試にパスさせるだけでなく、社会に出て活躍できる教育を理念として掲げる学校が出現した。校長先生が一般企業出身者という事でその信憑性は高まった。グローバルな環境で活躍する為に理数的な論理思考を養わせる教育。しかし、学校現場の現実はそんなに甘くなかった。グローバルと謳っているのは、英語に力を入れる、たったそれだけ。更に帰国子女を多く入学させることで英語を教育するというより、元々英語力のある(可能性のある)生徒を集めるだけ。グローバルで活躍するのに必要なのは、思考力であり説明力、それに必要な論理展開力。その為には英語でなく母国語での思考が必須なのだ。言語は文化であり、その背景に思想がある。日本語の思想をニュアンスを違えずに翻訳することは実は難しい。当然相手のことも理解する必要があるが、それ以上に自分自身のことが表現できなければ説明力など覚束ない。実は、今の大学入試の実態がかなり英語テストに偏重しており、英語テストの点数が取れることが、合格への近道なのだ。従って、英語教育に力が入っているに過ぎない。また、理数的論理思考の養成として、ゼミ形式の調査、分析、議論、プレゼンテーションという1年かけての特別授業が当初魅力的だったが、長続きせず、最後の発表前にちょろちょろっとインターネットでググった内容でまとめて済ませる様に、形骸化していったのが現実。大学入試に直結しない、即ち学校としての実績に現れない教育は忘れ去られてしまう。社会に出て必要な力は、実績として現れるのは、先の先なのだから。これは、一つの学校の問題ではなく、全体の構造上の問題である。

しかし、少しだけ大学入試の変化も最近感じられた。娘の入試で小論文が出題された内容が正にそう。出題内容は、環境問題・食糧問題などが語られた国連の文書(当然英文)を読まされ、自身の考えと解決策を当該学科の観点で述べよ(日本語で)という問題。ある意味、当該学科の選抜試験としての知識も必要、英文読解力も必要で、何より思考し、説明する力を試す素晴らしい試験内容である。ところが、こういう試験に対応する教育は存在しない。小論文の指導は存在するが、書き方のテクニックに過ぎず、思考力と表現力の訓練がない。娘の場合、あくまで一般入試が主だったので、短期、効率的に私が指導をした。勿論、上記の様な出題内容が分からない状態で。やったことは簡単、当該学科のアドミッションポリシーを理解させ、各研究室の研究内容を簡単にレクチャーしつつ、関連する社会状況をインターネットや雑誌情報を読ませて理解させる。その上で会話を通じて検討すべきテーマを絞り、関連する論文や企業の研究発表を読み、自分自身の意見を論文にまとめさせて添削する。社会人視点、事業や開発経験視点では当たり前の対策。本当はテーマ数を多く実践すると、本当の力になってくるが、一般入試の受験勉強時間を減らす訳にいかない状況で、たった1テーマだけの実践だったが、その1テーマを本番では書ききって合格を勝ち取ってきてくれた。そういう教育が学校教育で行う、社会に出て通用する人材を育成するゼミ研究ではないのか?

さて、そうやって考えると、理念としては以前から存在し必要視されているのだが、教育現場の実態が適合できていない。では、2020年の改革は、実態を伴わすことが可能なのだろうか?

カリキュラムの問題という言われ方もある。しかしこれは全く見当違いである。ディベートにしても、ディスカッションにしても、ケーススタディにしてもいくらでも手段はある。そして、実は海外では普通に行われている教育なので、それらカリキュラムを参考にすれば良いだけ。企業の教育内容だって参考にできる。いくらでもコンテンツもある。最大の問題は、そういう教育、訓練を受けてきて、力を付けている教員が極めて少ないことだろう。指導どころか、理解すらできないのではないだろうか?前述した若手社員と同世代の教師が多いのだから当然と言えば当然の現実である。そして、既得権益を守る抵抗、働き方改革すら取り組む前の被害者意識を持っていては、新たなことに取り組むエナルギーも不足している。

しかし、これは社会問題であり、大げさでなく国家の存亡をかけた課題である。多くを聞き取ることもできず、自分の頭で考えない人間が増えれば、民主主義国家において、間違った選択、滅亡への選択を刹那的・情緒的にしてしまう危険性が高まる。所謂、大衆迎合主義の危険。

一つの解決策を提案する。それは、企業戦士のアクティブシニアを再雇用、活用すること。高齢化社会において、元気なシニアはこれからも増え続ける。特に企業で幹部社員であったり、経験を積んだ人間は少なからず人材教育の視点を持っている。部活動の外部指導員での登用と合わせて、まだまだ力を持て余している企業OBを地域の教育に活用しない手はない。聖域などと言っている場合ではないのだから。

高梨紗羅選手の快挙におもう

高梨紗羅選手が歴代最多タイの53勝目、スキージャンプ競技での快挙。昨日の松岡修造氏からのインタビューでまさかの質問返し。

53勝目は高梨選手としては不本意な競技になったのだろう。1本目2位で2本目も強風の中本人としては失敗に近い、不本意なジャンプ。到底優勝には届かないと本人は思ったのだろうが、首位の選手の失敗で押し出されての優勝。『満足のいく競技の先に結果としての勝利がある』と信じていた自分に納得がいかない優勝。

歴代最多の記録という事は、間違いなく今の世界ナンバーワン。しかし、前回のオリンピックでも優勝候補最有力でありながら、失敗ジャンプでメダルを逃すことになる。本人としてはそこが原点なのだろう?狙った試合で確実に最高の競技ができること、その呪縛が今も付きまとう。松岡修造氏への質問は『狙った試合へピークを確実に合わす方法を教えて欲しい』

どの種目でも、そのレベルでも、ピーキングは難しいテーマ。松岡修造氏の返答は『世界のトップ選手は誰もが100%で勝っているわけではなく、50~60%の状態で勝ってくる』そして『紗羅ちゃんはそれが出来ている!出来ているから歴代最多勝利なんだ』更にインタビュー後『世界ナンバーワンは世界中1人を除いて高梨紗羅だと信じている。ただ一人、高梨紗羅本人が信じていない』

来年のオリンピック本番まで、慢心せず更に高みを目指す姿勢はとても重要。そのベースが、これだけやったという自信が本番での勇気を支える。逆に負のスパイラルに陥ると、少しの逆風に崩れる危険性がある。本当に頑張って欲しいが、非常に危険なにおいも漂う。あとは、本人の自信に繋がる何か?が掴めるかどうかの勝負になりそう。

ピーキングは、身体のピークだけでなく、メンタル面のピーキングも極めて重要だと感じるインタビューだった。

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